つらつらと、つらつらと

見たこと、感じたことをつらつらとつづっていきます

頭の中の整理が苦手な人に効くかも 〜名古屋マインドマップ普及会に参加してきた!〜

 

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名古屋マインドマップ普及会に参加してきた!

クリスマスも過ぎて正月気分に切り替えつつある12/26に開催された「名古屋マインドマップ普及会」のイベントに参加してきました。

名古屋マインドマップ普及会(ナゴマイ)オフィシャルページ

愛知、岐阜、三重、静岡、長野で多くの方がマインドマップを活用することで、仕事、勉強、日常生活などのストレスを減らし、人生をより楽しく過ごすことを目標に活動するグループです。

この「名古屋マインドマップ普及会」は、スタッフ3人が全てマインドマップインストラクターの資格を持つという贅沢な布陣ということと、マインドマップについては何冊かの本は読んだものの、我流でやっているので一度ちゃんと勉強してみたいと考えていました。ただ、みっちりとやる講習会は費用面で踏み出せなかったので、入門的な位置付けのリーズナブルな価格(失礼!)の今回の勉強会に申し込んだ次第。

 

そもそもマインドマップって?

マインドマップとは、トニー・ブザン氏の提唱する思考整理法。 

トニー・ブザン - Wikipedia

中心にテーマにあたるイメージを描き、そこから放射状に枝を伸ばしてキーワードを書いていく事でイメージを膨らませ、顕在化させていくツール

自分は読書メモや週次レビューなどで活用しています。

 

「今年をマインドマップで振り返る」

さて本題の今回のテーマは「今年をマインドマップで振り返る」でした。

簡単にマインドマップの基礎知識を教えてもらったあと、実際にマインドマップを書くワークを行い、グループごとにディスカッション。

  1. マイブーム
  2. 今年うまくいったこと
  3. うまくいったことの掘り下げ
  4. 逆にうまくいかなかったこと
  5. 重要度、緊急度で層別して、年末までにやりきること、始めることを書き出し
  6. 書き出したものの中から本当に実行したいことをどうやるか掘り下げ

と順にマインドマップを書いていき、自分を追い込んでいきました。

これって、今回の講師の石榑隆典さんがコーチングのインストラクターでもあるので、(多分)コーチングの手法で進められていたんだと思います。

そのためワークが進むにつれブランチを増やしていくことが難しくなり、青息吐息・・・。いかに普段真剣に考えていないかということを思い知りました。

そんな中なんとか、自分は2冊の本を読み切ることをコミットしました(できるかな・・・)。インストラクターの一人、大岩俊之さんの著書を読んで読書メモのマインドマップも進化させたいと思います。

これは年始に読んでみよっと。 

 

まとめ

2時間半という短い時間ではありましたが、前述のようにとても濃い勉強会でした。

自分が普段週次レビューや読書メモで書いているマインドマップは、ミニマインドマップというもので間違ったやり方ではないことが分かったのと、セントラルイメージとカラーのフルマインドマップを描くハードルが少し下がったのは収穫でした。

また、単にマインドマップを学ぶというだけではなく、ワークを通じて今年の自分自身を見つめ直すいい機会になったと思います。

次回は、2016/2/6 9:30〜 「2016年目標の見直しと再設定」がテーマだそうです!

思考の整理に悩んでいるあなた、是非!

仕事が終わらないというあなたへ 〜インバスケットの会に行ってきた!〜

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先のエントリとは前後するけど、先日(12/5)、インバスケットの会・オオサカに参加してきました。

 

そもそもインバスケットって何?

「インバスケット」とは、

「現場で発生する案件を使ったシミュレーションゲーム」で、「制限時間内に優先順位をつけて案件処理を進める」ことで、「業務遂行能力」「生産性」「全体を見る力」「組織活用力」を向上させ、潜在能力を発揮できるようになるトレーニング方法のことです。(公式ホームページより)

インバスケット教材開発・研修・セミナーの 株式会社インバスケット研究所

社長の鳥原隆志さんが執筆した書籍も多数出版されていて、インバスケットがどういうものか知りたければ「インバスケット思考」がおすすめ。

で、「インバスケットの会・オオサカ」は、

「継続的な学習の場の提供」「人の交流」をコンセプトにしている勉強会・交流会です。(公式ホームページより)

ということで、本格的な研修ではなく、気軽に参加できる勉強会的な位置づけ。

それで実際に行ってみると、会場は意外にも(失礼!)おしゃれなカフェ(バー?)でした。”いかにも会議室”というところではない方がリラックスして取り組めるのではないかという主催者の配慮とのことでした 。

 

きっかけと目的

今回参加したきっかけは、1年ほど前に上司から仕事の仕方が悪い(仕事を抱え込む)と指摘されたので、良いやり方ができないものかとビジネス書をいろいろと読んでみました。そんな中、前述の「インバスケット思考」を読んで自分の悩みにマッチしているなあということで、鳥原さんの著書を何冊か読んでさらにマッチしていると確信した次第。特にやらないことを取捨選択しないといけないことがよくわかりました。

で、書籍の中のワークをやってそれなりに回答をしているものの、その回答が的を射たものか判断できないことに少し不満を感じ始めました。本格的な研修に参加するには敷居が高いと思っていたところ、ある日「インバスケットの会・オオサカ」の告知を見たので、即申し込んでみました。

インバスケットの手法や自分のやり方があっているのかを学ぶことが主たる目的ですが、ここのところ社外での人脈形成も必要と感じていて、この機会にいろいろな人と交流ができるようにということも狙っていました。

 

どんなだった?

会場に着くまでは、参加している人は仕事で悩んでいるオジサンばっかりと思っていました(またまた失礼!)。ところが15人ほど集まった人たちは意外にも女性が多く、場所にも助けられているのか柔らかな雰囲気。セミナーが始まっても堅い雰囲気ではなく、気軽にしゃべることができ、とても馴染みやすく感じました。司会進行の方々の進め方も良かったんでしょうね。

で、ワークとしては、

  • 教材(簡略版)を用いて自分でインバスケットの作業を行う
  • グループで10件ほどの案件の優先順位付けを行い発表
  • 一つの案件を取り上げ、グループで処理内容を考えて発表
  • グループのメンバーを変え、別の案件の処理内容を考えて発表

ということをやりましたが、数時間があっという間でした。

 

気づき

普段会社で仕事をしていると、 周りはほぼ同じ価値観というか仕事として目指す方向性が同じような人たちが集まっているのであまり感じないのだけど、こういう場では全く立ち位置が違ったり、考え方が違ったりする人が集まっているので、一つ一つの処理の考え方が違い、結果も違ってくるのが実感できました。

例えば、今回のワークの案件として取り上げられた、トラブルに直面した時の対応とか。自分はいつも職場で言われている考え方で、

  1. 今トラブっていることに対する処置
  2. 流出したものに対する対処
  3. 再発防止

の順にやるんですけど、3から考える人もいたりで、違うもんだなあと思いました。

チームごとの発表を聞くと、大筋は皆ほぼ同じことを言っているんだけど、すごく丁寧に処理をまとめているところもあり、個性が現れるなあと感じました。

当たり前のことですけど、こういうことが実感できる場になかなか恵まれていなかったのが分かりました。

 

まとめ

インバスケットの入門としては、とてもコストパフォーマンスが高いと感じました。

しかも知り合いも増え、一挙両得ですね。

次回(2016/2/27)も参加したいと思います!

すでに申し込み受付してますよ!あなたもゼヒ!

www.inbasket.co.jp

 

 

名古屋ライフハック研究会に行ってきた!

先日(12/12)に今年最後の名古屋ライフハック研究会が開催されたので行ってきました!

この会は、

ライフハック(仕事術)」「交流」「刺激」をキーワードに、イベントを開催。方針は「主役は全員」「成果のみならず困り事もアウトプット」「フィードバック(give, give & take)」「共有」。 

することを目的に、2009年から名古屋で活動しているグループです。

今回のお題は、「便利グッズ、生活の便利ワザ、仕事の工夫を語り合う!ライフハック大忘年会2015 」。

参加者が日頃工夫していることを披露して、また、それぞれの悩みにみんなで答えていきましょうというワークをしました。

 

1.グループワーク1

主催者含め4、5人ずつのグループに分かれ、それぞれのライフハックネタを披露するワークでした。あとで全員に向けても発表をして、シェアをしました。

自分は毎週やっている週次レビューを紹介しました。毎週末に

  1. 今週予定していたこと(仕事、プライベート含め)ができたか?
  2. できなかったことはどうするか?(やめる?来週する?さらに先送りする?とか)
  3. 新たに発生したやることは何か?
  4. 以上から来週やることを書き出す

ということを、マインドマップ的なものを書いてPDCAサイクルを回しているので、それを実際に書いたものをお見せして説明しました。

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週次レビューをやることで、

  • やるべきこととやらないことが明確になるので、気分がスッキリする
  • やるべきことに集中できる
  • スターバックスで作業することが多いんだけど、場所が変わって気分転換になる

という効果が得られます。

 

ちなみに週次レビューという言葉は、デビットアレンの提唱するGTDというタスク管理の考え方からきています。厳密に言うと、自分のやっている方法はGTDで定義されているやり方をかなり簡略化したものですが、自分の仕事が回ればいいのです(笑)

そういえば、ちょうどGTD本の改訂版が発売されたところです。

自分では何気なくやっていることですけど、紹介した皆さんから感心されたことで、自分にも他の人にはないものを持っているんだなあということに気づけました。

 

2.グループワーク2

人数はそのままにメンバーを入れ替えて、テーマ(お金、読書、家庭、仕事など)の書かれた紙に自分の悩みを書き込み、メンバーで解決法を議論するというワークでした。「悩みは同じだなあ」だったり、「こんな悩みもあるんだ」だったり、それに対しての解決方法がみなさん様々で、いろんな意見が出て面白かったです。

 

3.ライトニング・トークス

恒例のライトニング・トークス(5分間のプレゼンテーション)。

5人のプレゼンターが登壇しましたが、テーマの縛りがないということもあり、それぞれ自分にはないユニークな視点からの発表でした。目からウロコだったり、仕事に活かせそうなことだったり、へぇーだったり、一つ一つに気づきが得られました。

あと、皆さん5分間きっちりで締めていて、自分だったらできるかしら?ということも気づかされました。

 

会のあとに行われた懇親会も含めて新たな出会いもあり、非常に有意義な時間を過ごせたと思います。

アットホームな集まりなので、また次回も参加したいです。

次回は2016/2/28(Sun)午後だそうですよ!

仕事が多くて汲々としていませんか? 〜【読書メモ】やらないことを決めなさい〜

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本書は仕事が多くて首が回らなくなっているあなたのための本。

タイトルの通り、一つ一つの仕事(作業)をいかに早く処理するかということではなく、そもそも仕事の数を減らしましょうという考え方を身につける内容となっている。

しかし今たくさんの仕事を抱えている人にとって、仕事を減らしましょうと言ったって、そう簡単に意識を変えることはできない。でも意識を変えないと仕事は減らず、これまでと同じようにズルズル時間を浪費することになってしまう。

ポイントは次の3つ。

  1. やるべき仕事とやらない仕事を決める
  2. 緊急度と重要度という2軸で仕事を考える
  3. 重要度が高く、緊急度が低い仕事をまずスケジュールに組み込む

1.やるべき仕事とやらない仕事を決める

さらっと書いたけどこれが難しい。でもこれをやらないと仕事は減らないので、まずは強い意志を持って判断する必要があると思う。

ただ、受けた仕事をやらないというのはいけないので(一部にはそれでも問題ない仕事もあるけど)、

  • うまく断って、そもそも仕事を受けない
  • 誰かに振って仕事をしてもらう

ということをしなければならない。

自分は後者より前者が苦手なので、訓練が必要かも。しかしそもそもやらない仕事を判断することが難しい。これは日頃から仕事を選別する習慣をつけることが大事なのかな。

仕事は全てが満点である必要はありません。そして全てを満点にできるわけでもありません。(中略)だからこそ、大事な部分は満点に近づけるように頑張り、一方で、そうでない部分は80点でもいいのです。(中略)満点を取るべき仕事を選んでください。ただし、1日1つ、多くても3つ以内にしてください。あとの仕事は目指す点数を70点以下に下げてください。(P55)

とあるように、受けた仕事もすべてに完璧を狙う必要はないということ。

2.緊急度と重要度という2軸で仕事の優先度を考える

このカテゴリ分けはよく言われているが、この2軸で考えると以下の4種に分かれることになる。

A:重要度が高く、緊急度も高い仕事

B:重要度が高く、緊急度は低い仕事

C:重要度が低く、緊急度が高い仕事

D:重要度が低く、緊急度も低い仕事

Aはすでに火を吹いている状態なので、すぐに処置をする必要がある。しかし本当はやりたくない仕事。

Bは放っておくとAになる。Bの仕事に注力すればAが減り、仕事に追われるということが減るという理屈。

 

3.重要度が高く、緊急度が低い仕事をまずスケジュールに組み込む

Bの仕事を予定に入れないと、いつまでたっても手をつけることができない。なので、打ち合わせではないけど、予定表にBの仕事をする時間をあらかじめ入れておき、他の打ち合わせなどが入らないようにブロックしておく。

これは実践しているけど、効果があると思う。予定として入っていることで、心理的な強制力が発生する。やりたくないと思う仕事でも、手をつけることができる。そうすると少しでも進むため、うまくいけばそのまま完了に持ち込めるし、そうでなくても完了までの見通しができるようになる。

 

まとめ

①これはやるべきなのか、そうでないのかを常に考える

②やらない仕事は、断るか誰かに振る

③Bの領域の仕事をあらかじめ予定に組み込む。そして少しでも手をつける。

ということをやろうと思う。

 

【読書メモ】ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由

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本書はサブタイトルの通り、スターバックスのCEOだった岩田松雄氏の著書。

  1. 企業としてのミッション
  2. 個人のミッション
  3. リーダー論

という構成になっている。

 

1.企業としてのミッション

筆者が勤めていた自動車会社の車体溶接工程では、

「あの火花が散っている瞬間だけが、価値を生み出している」(P20)

と先輩から教えられる。私も同じ製造業に従事しているが、同様のこと(自分の場合は、組立工程だったので、ネジが締まる瞬間だった)を先輩から教えられた。

「火花散る一瞬」=その仕事の「付加価値」は何か?ということを意識する必要がある。

この「付加価値」が仕事の「目的」であり、企業の「存在価値」であり、「ミッション」となる。

スターバックスでは、「ミッション」に沿った行動であればマニュアルに記載されていなくても評価していたとのこと。本書では実際の例や、筆者がザ・ボディショップスターバックスの社長を歴任する中での経験が取り上げられている。

 

2.個人のミッション

自分に置き換えてみると、どんな「ミッション」で自分を運営するのか?

自分の「ミッション」を作るための7つのヒントが挙げられている。

その中で自分が気になったのは、「三つの輪」を考えること。

「三つの輪」が自分の場合は何かを考える。三つの輪とは「ビジョナリーカンパニー2」の以前のエントリに記載した、

「4.世界一戦略」

 ①自社が世界一になれる部分はどこか

 ②経済的原動力になるのは何か

 ③情熱をもって取り組めるのは何か

の事。本書では個人に当てはめ、それぞれ

  • 自社が世界一になれる部分はどこか = 得意なこと
  • 経済的原動力になるのは何か = 何か人のためになること
  • 情熱をもって取り組めるのは何か = 好きなこと

の三つが何か考えるとのこと。

 

3.リーダー論

三つ目は、リーダーとしての振る舞い、時間の使い方、勉強の仕方などを論じている。

その中で、自分としては「時間の使い方」に着目したい。

何をすることにどれだけの時間を使ったか、「記録をつける」こと → 実践している

細切れ時間にインプット → 実践する

考え事をするまとまった時間を作る → 実践する

アウトプットを始めるとインプットの質も上がる → 実践する

 

まとめ

ミッションをセットするのは簡単ではないけど、意識するのとしないのとでは差が出てくると思う。

とはいうものの、まずは簡単な時間の使い方のところから実践していくこととしよう。 

 

自分を飛躍させよう! 〜【読書メモ】ビジョナリーカンパニー2〜

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本書を読むきっかけとなったのは、元スターバックスCEO 岩田松雄氏の著書の中で推薦されていたこと。

「良い企業は偉大な企業になれるのか。そして、どうすれば偉大な企業になれるのか」「良いに過ぎない状態から抜け出せない病は治療できるのか」という疑問が、この本の基礎になったのだ。(P3)

と書かれているように、企業が飛躍するための要素を論じた経営指南書。

とは言うものの、自分は経営者ではないので、自分という個人、また自分が仕事で所属する組織が飛躍するためにはどうすれば良いか?という視点で本書を読んでみた。

企業が飛躍するためには、

  1. 第五水準のリーダーシップ
  2. 「適切な人材」の選別
  3. 確信と現実直視
  4. 世界一戦略
  5. 「規律の文化」の醸成

という5つの要素が必要とのこと。

現時点で”第五水準のリーダーシップを持った経営者”ではない自分にできることを考えると、3、4、5の3つ。

「3.確信と現実直視」

飛躍した企業は、厳しい現実を認識して、偉大な企業への道をたえず見直している。(P113)

何らかの理想に向かうには、現状がどうなっているか正しく認識する必要がある。でも情報が経営者に上がってくるまでにも、経営者が判断する場合にもバイアスがかかってなかなかうまくいかないことを言っている。これは個人でも同じ。現実を直視しないと、理想とのギャップがどれくらいあるのか、何をどれだけ改善しなければならないか分からない。

ストックデールの逆説

どれほどの困難にぶつかっても、最後にはかならず勝つという確信を失ってはならない。そして同時にそれがどんなものであれ、自分がおかれている現実の中でもっとも厳しい事実を直視しなければならない。(P137)

うーん、おっしゃる通りですな。普通の人であれば挫折してしまうところを、第五水準のリーダーシップを持った人は乗り越えていくんだろうと思う。とは言え、成功する人は成功するまで諦めないということもあるので、粘り強くやり抜くことだと思う。 

「4.世界一戦略」

 ①自社が世界一になれる部分はどこか

 ②経済的原動力になるのは何か

 ③情熱をもって取り組めるのは何か

の三つが重なるところに注力すべし、とのこと。

三つの円をすばやく理解するには、企業についてではなく、自分の仕事について考えてみるといい。以下の三つの基準に合う仕事ができると考えてみよう。第一に、持って生まれた能力にぴったりの仕事であり、その能力を活かして、おそらくは世界でも有数の力を発揮できるようになる。第二に、その仕事で十分な報酬が得られる。第三に、自分の仕事に情熱をもっており、仕事が好きでたまらず、仕事をやっていること自体が楽しい。この三つの円が重なる部分を見つけ出し、それを単純で明快な概念にまとめて自分の指針にすることができれば、自分の人生を導く針鼠の概念を確立できたことになる。(P153)

ちょっと長めに引用したけど、全くこの通りと思う。でもなかなかこの通りの仕事ができるケースは少ないように思う。その代わり、目の前にある仕事をどうやって前述のような考え方にしていくかを考える必要があると思う。難しいけど・・・。

「5.「規律の文化」の醸成」

偉大な実績に飛躍した企業は、はっきりした制約のある一貫したシステムを構築しているが、同時に、このシステムの枠組みの中で、従業員に自由と責任を与えている。自ら規律を守るので管理の必要のない人たちを雇い、人間ではなく、システムを管理している。(P200)

まずは従業員の質を上げることになることを言っている。すべての従業員を一定以上のレベルで雇うことは現実的ではないと思うので、今いるメンバーのレベルをどう上げるか、チームの進むべき方向性、目標をどう共有していくかが重要と思う。

まとめ

  1. 現実を直視し、目標と現実のギャップを認識する
  2. 仕事を好きになり、楽しんで仕事をする
  3. メンバーとコミュニケーションをとり、方向性、目標を共有する

ってことを意識していく。

 

 

Kindle版ならこちら。

心穏やかに過ごせていますか? 〜【読書メモ】「原因」と「結果」の法則2〜

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ジェームス・アレンの前作「「原因」と「結果」の法則」の続編。前作については、今年7月に読んでブログにもしたためている。

【読書メモ】「原因」と「結果」の法則 - つらつらと、つらつらと

前作は、心と体との関係と目標について書かれていたが、本書はそれをさらに発展させ、著者が発見したという≪法則≫≪生命≫≪真実≫という3つのキーワードで、幸せになるためにはどうすればよいかという観点でまとめられている。

1.法則

私はある≪法則≫を発見しました。それは愛の法則でした。(P2)

あなたは、自分自身の思いによって、自分の人生、自分の世界を、すばらしいものにつくり上げることもできれば、壊すこともできます。あなたが思いのパワーによって内側の人生を築き上げると、あなたの外側の人生は、その内側の人生に従って自然に築かれることになります。(P27)

永遠の生命への入り口には、「人間は自分が蒔いたものを刈り取ることになる」という≪法則≫が、鮮やかな文字で刻まれています。(P43)

 2.生命

私はある≪生命≫を発見しました。それは、人間を愛の法則との調和へと導く生命でした。(P2)

3.真実

私はある≪真実≫を発見しました。それは、正しくコントロールされた、静かで従順な心に関する真実でした。(P2)

もし私たちがこの状況に深く思いを馳せたならば、ある極めて重要な真実が浮かび上がってきます。 「幸せは、人間が外側で所有するものから発生するのでもなければ、それを欠いている状態のなかから発生するのでもない」という真実がです。(P131)

1も2も3も、前作でも述べられていることだけど、 原因は自分の内側にあり結果が表層化する、というのがこの「原因と結果の"法則"」。乱暴に言うと、要は心の持ちようで結果は良くも悪くもなるよってこと。 そして、他の人への奉仕を第一に考えること。他の人が幸せになることによって自分が幸せになると。(この辺はちょっと宗教じみているけど)

なのでまずは、

  • 心の中の「悪」を否定して、ネガティブな思考を克服する。
  • 心の中の「善」を認識する。

ってことが大事。

具体的には、

  1. 誰にも、またいかなる騒音にも邪魔されることのない、自分だけの場所を見つけ、そこで毎日静かな時間を過ごす。朝昼晩、それぞれ15分ずつ。
  2. 快適な姿勢を取り、自分の心を自分に不安をもたらしているものから遠ざけ、過去の幸せな出来事に集中して向けること。目を閉じた方が効果的。生き生きと思い出すこと。
  3. 穏やかな心の中で手にした自分の答えを信頼する。

2と3は武田双雲さんのワークでもやった!

あなたは夢に向かって進んでいますか? 〜【読書メモ】武田双雲の「書いて」夢をかなえる本〜 - つらつらと、つらつらと

まとめ

前作の読書メモで宣言した「毎週レビュー」(→週次レビュー)は、ずっと継続できている。週次レビューをすることで、不安感はかなり減ったと思う。なぜかというと、

  • 今週やることを前回の週次レビューで決める。
  • やると決めたことができたか今週の週次レビューで確認する。
  • できなかったこと、新しくすべきことを次週の予定に組み込む。

ということをやるので、し残し感がほぼゼロになっているから。これで心がより穏やかになってきているかも。さらに月次レビューも開始した。

次は、朝と晩に瞑想をしてさらに心を静めるようにしたいと思う。寝てしまいそうだけど・・・。

うーん、まとまらない・・・。