グインサーガ108
今回は、最近の傾向とは少し違った雰囲気の一冊。
パロへの長い道―グイン・サーガ〈108〉 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/06
- メディア: 文庫
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最初、グインサーガ一桁巻のスタフォロス城の雰囲気かと思ったが、どうやらそうではなく、かなりの暴露系説明調だった(意味不明?)。グインシリーズは一難去ってまた一難という刷り込みができているようで、今回のように都合良く展開すると、どうしてもご都合主義?という感が拭えない。
それはともかくとして、全体的にはグイン出自の謎の一端がはっきりと説明されたり、グイン世界の歴史の謎も一部説明されたりで、ひょっとしたらもうすぐ完結?というような風にも取れる(普通の小説なら)。