【読書メモ】「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
THE BODY SHOP Japan((株)イオンフォレスト)、スターバックス コーヒー ジャパン(株)などの社長を歴任してきた筆者のリーダー論。
章立ては以下の通り。
1.リーダーはかっこいいとは限らない
2.リーダーは饒舌でなくても構わない
3.リーダーは部下と飲みに行かない
4.リーダーは人のすることは信じてはいけない
5.リーダーは立ち止まらなければならない
6.リーダーは多読家である必要はない
7.リーダーは弱くても構わない
各章の表題は、「・・・ない」という否定の言葉で統一されている。これは著者が想定する”従来の”リーダー像とは逆の提案をしているため。
筆者の想定している”従来の”リーダーは所謂、強く、カリスマ性のあるリーダーである。それは、
あなたは、リーダーや社長になるのは、特別な人たちなのではないか、と思っていませんか。生まれつき、強いリーダーシップを持ち、プレゼンテーションも見事で、とにかくオレについてこい、というカリスマ的な雰囲気を漂わせているのが、リーダーなのではないか、と。
と言い切っている事からも分かる。
著者は、
リーダーになろうとするのではなく、まわりに推されてリーダーになる。私はこれが、理想のリーダーの姿だと思っています。
と言っている。著者の言いたいことはこれに尽きる。
これなら何とか自分も仲間入りできそうだと思うが、これを実現するには、
強い愛社精神のもと、自らの仕事に誇りを持ち、人一倍勉強をして日々を過ごす。部下に仕事を委ね、任せ、最後は責任を取る。
もしリーダーとして組織を率いることになったら、真っ先に考えるべきは、自分たちの存在理由(ミッション)は何か、ということ
ネガティブなワードをできるだけ吐かない、と言うことも大事だと思います。
表向きは楽観的だけど、実は内側で悲観的に準備している。そういう姿がリーダーには必要です。長期的には楽観し、短期的には悲観する。そのバランスが大切だと思います。
とあるように、結構ハードルは高い。
これができたら理想のリーダーになれると著者は言っているが、逆にいうと、出来た人がリーダーになっているとも言える。
ハードルは高いが、意識するかしないかで結果は大きく変わってくると思う。
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