読書メモ 「READING HACKS!」
読書はそれなりにしてるつもりだけど、なかなか身に付かない。このところそんな風に感じていたところに本屋で目に入ったこの本を購入。
読書を効率よくアウトプットにつなげる手法をわかりやすく解説している。
- 本にのめり込む
- 読書を持続する
- 多読(とそのための速読)
- 読書体質になる
- アウトプットする
という、箇条書きにするとごく当たり前のことが並んでいる。
■本にのめり込む
著者を知る。
わたしは本を読む時、まずウィキペディアで著者名を入れて検索し、その人の経歴やエピソードに眼を通します。また、人脈にも注意してみます。なぜなら、その人脈が著者の思考や人格形成に影響しているからです。 P21
読書(本)にのめり込むためには、著者に興味を持つことが一番。何でもそうだけど、興味のないことに一生懸命にはなれないからね。
■読書を持続する
いい本を選ぶ
多くの読書術の本は「ケチになるな! 本はたくさん買え!」とけしかけます。しかし、サラリーマンの財政はこんな厳しい状況ですから、現実的にはたくさん買えないのが実状でしょう。この現状を踏まえて重要なのは、本に対する「選択眼」を高め、購入時の納得の確率を高めることだといえます。 P54
時間に制約のある中で、読書するモチベーションを維持するためには、 いい本を選ぶことにつきる。
選ぶに当たって、WEBのレビュー、書店での定点観測によりトレンドを知る、知人の本棚などをチェックしていく。
また投資基準は、
- これまでの延長線の読書 70%
- 延長戦の周辺領域の読書 20%
- 新規分野の読書 10%
の比率でやると良いとのこと。
■多読(とそのための速読)
速読はちょっと苦手なので、入ってこなかった...
■読書体質になる
「座右の書に出会う」
ホンモノに触れて、知的喜びを知る、と言いましょうか。「座右の書」に出会う。私は、これに勝る読書の原動力はないと思います。 P120
これはと思った著者の本を全集などで読むと、一定の思想が理解できる。そこから関連する著者をたどって広げていく。と言うけど、なかなか出来ないよね。
また、ノウハウ本は鵜呑みにしないで、自分に合ったものだけを吸収する。「全部実践するぞ」って気負うことは全然ないってこと。
■アウトプットする
ビジネスにおける読書には、必ずアウトプットが存在します。<中略>ビジネス読書とは、何なのでしょうか。
それは優れたアウトプットを発するための「インプット」でしょう。つまり、ビジネス読書とは、趣味の読書を超えて、常に自身のアウトプットの糧となるインプットであり、その精度を高めるための情報収集であると捉えなおすことができます。 P164
うーん、耳が痛い。
ビジネス資料に範囲を広げて議論している。
終わったからではなく、終わった資料から、未来へつなげる経験値を紡ぎ出すために、もう一度案件資料を読む。 P173
これは実践してみよう。
と言うことで、本書から実践しようと思ったことは二つ。
- アウトプットする習慣を付ける。
このエントリのように、読んだ本に関して発信する。
- 仕事上の資料を読み返す。
PDCAサイクルの"C(Check)"ですね。
がむばります。
役に立った度 ★★★★☆
READING HACKS!読書ハック!―超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
- 作者: 原尻淳一
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/10
- メディア: 単行本
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