【読書メモ】キュレーションの時代
キュレーション:何らかのテーマや価値観などに基づいて、事物を選択・分類・提示し共有すること。(大辞林より)
インターネットが普及して大量の情報が流れ消費される時代に、現在我々はどのような状況に置かれているのか、そんな中で情報をどう取捨選択するのか、立ち位置の認識が出来る一冊。
従来は四大メディア(新聞、テレビ、雑誌、ラジオ)から流された情報を受け取るしかなかったけど、インターネットの普及により、個人レベルでの情報発信のハードルが著しく下がった。ブログ、メルマガ、各種SNS(Twitter,Facebook・・・)を使って流れる情報が大幅に増えるのに伴い、内容も多種多様、玉石混淆となっている。
バブル時代までの「モノ」消費から、何かをする「コト」へ消費が移ってきた。しかし、そんな大量の情報から必要なものを選択し、「視座*1」を提供する人をキュレーター(学芸員)になぞらえ、彼らキュレーターの役割が重要になってきている。
情報のノイズの海から、特定のコンテキストを付与することによって新たな情報を生み出すという存在。それがキュレーター。 P241
ブログでも、Twitterでも、自分なりのキュレーターを探し出し、価値ある情報を得、引いては自らも情報を発信して行きたい。以前、ハブになると言ったことにも通じるし。でも今はまだまだだなぁ。
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書)
- 作者: 佐々木俊尚
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/02/09
- メディア: 新書
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*1:ものを認識する立場、視点