【読書メモ】たった5秒思考のムダを捨てるだけで、仕事の9割はうまくいく
本書は前回のエントリで上げた「たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく」の続編。
前回は「動く前に5秒考えよう」がテーマだったのだけど、今回は「ムダに考えるのはやめよう」がテーマ。
当然ながら今回もインバスケット思考での優先順位付けが重要な考え方という位置付け。
自分が受け取ったキーワードは以下の3つ 。
- 成果につながる行動を伴わないものは、「思考」とは言えない。
- 新しいことをやる判断よりも、先にやめる判断を。
- 「思考のムダ」はひとつずつ修正する。
1.成果につながる行動を伴わないものは、「思考」とは言えない。
対象は趣味ではなく仕事なので、成果を上げなければならない。
当然思考も成果を上げるためのものという位置付けになる。
とはいえ、我が身を振り返ると、成果につながる行動を伴わないこともある。反省。
2.新しいことをやる判断よりも、先にやめる判断を。
往々にしていろいろとやろうとして詰め込む傾向がある。
どう頑張ったって、1日は24時間と決まっているのだから、なにかを新しくやるためには、今やっていることの中から優先度の低いものをやめるか、時間を短縮する必要がある。本を読んで刺激を受けて、あれもやろう、これもやろうになりがちだけど、よく考えないとすべて中途半端になって、途中で挫折することになる。
自分としては今年の目標として、1週間に1冊以上本を読んで、読んだ本のメモをブログにアップすると決めたけど、その目的は何かというと、読んだ本の内容を記憶にとどめ、実践して少しでもスキルアップすること。何とかアップすることはできているものの、実践できているかと言うと・・・。手段が目的化してきている。
これも反省ですね。
3.「思考のムダ」はひとつずつ修正する。
一気に考え方を治そうとして思考そのものをやめてしまうのではなく、「ムダ」になっている思考を捨てること。捨てると言っても思考はゴミ箱に捨てるわけにはいかないので、余計な思考をしないようにコントロールする必要がある。
本書の典型的な例として各章ごとに物語形式で展開される"なんでやねん!劇場"の「思いやる力」の項でも取り上げられているけど、相手の都合を考慮しすぎてチャンスを逃すことが自分もある。これも考えすぎ、気の使いすぎのせいだと思うので、これは治していきたい。
まとめ
このところ自分の課題と思っている仕事の優先順位付けと、自分は「やらない」仕事の見極めのために、本書の内容を役立てようと思う。
- この仕事(作業)は成果につながる行動か?
- これをやるなら何をやめる?
- 思考のレベルを調整する
をいつも心がけよう。