パワーザウルスからSONY Clie N600Cへ移行して2年近く、Graffitiでの入力に限界を感じていたときに発売されたキーボード付きPalm端末 SONY Clie TG50。発表されて3ヶ月間、買い換えるかどうか悩んだ末、2003年6月についに購入。
(画像はSONY公式ページから借用)
この頃からPalm端末の全盛期になり、様々なメーカーから次々と新製品が投入されていて、SONYからもいろいろな特徴を持った端末が発表されていた。
折りたたみキーボード付きのNRシリーズ、カジュアルなタイプのSJシリーズ、Clieのなかでは変わり種のクラムシェル型のUX50、既にPDAと言う域を超えたVZ90、正常進化のTHシリーズ(後に購入します)など、 2000年12月発売のS500Cから2004年9月発売のVZ90まで、4年間でなんと18機種を投入。この頃はそれだけSONYとPalmの勢いがあったんだなあと感慨深い。
閑話休題。TG50は、キーボードがついていることに惹かれて購入した。実際ぽちぽちという打鍵感がわりと好きで、意味もなくキーを使って入力していた。
TG50を使っていた頃のブログエントリはこちら。
ああ、懐かしい(笑)
愛情を持って扱っているなあと(笑)。
本来Palmの精神は、"Zen of Palm"と言われるくらい、余分なものをそぎ落として作られるものだった。2015年現在ノリにノっているどこかのコンピュータ&スマホ&時計メーカと同じですな。しかしSONYは、その技術力にモノを言わせて全部載せの巨艦タイプへ突き進んだ。結果、端末の高額化や製品サイクルの短さも相まって、迷走に見えたりして、ユーザ離れに繋がったのかもしれない。もちろん、現在のようにネットワーク環境が整っていなかったことも一因だったと思うけど。
この商品のリンク先、いつまで生きているか分からないけど、一応貼っておきます。
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