本書は1902年に出版された「AS A MAN THINKETH」というジェームスアレンの著書を2003年に翻訳したもの。
ナポレオン・ヒル、デール・カーネギー等が影響を受けた本だそうで、確かにナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」という本書を下敷きにしたような本を上梓している。
タイトルから受ける印象(論理的な成功学?)とは違い、どちらかというと心理学寄りの内容と思う。
自分が刺さったフレーズは以下の3つ。
- 思いと目標が結びつかないかぎり、価値ある物事の達成は不可能(P53)
- 「自分はそれを達成できる」という信念(P57)
- 穏やかな人間は、自分自身を正しくコントロールすることのできる人(P83)
1.思いと目標が結びつかないかぎり、価値ある物事の達成は不可能(P53)
私たちは、人生の目標をもたないとき、つまらないことで思い悩んで、よけいな苦悩を背負ってみたり、ちょっとした失敗ですぐに絶望してしまう傾向にあります。(中略)私たちを失敗と不幸せへと導きつづけます。(P53)
目標をもっていないとつまづいたときの拠り所がないから悩むし、 何となく毎日を過ごしてしまって、今日は、今月は、今年は何したっけ?となってしまう。
最近続けている週次レビュー、月次レビューをやる価値があることが分かった。今は結構時間が掛かってしまっていて、心が折れそうになることがあるけど、このフレーズを信じて続けたいと思う。
2.「自分はそれを達成できる」という信念(P57)
人間を目標に向かわせるパワーは、「自分はそれを達成できる」という信念から生まれます。疑いや恐れは、その信念にとって最大の敵です。(P57)
イマイチ自分に自信がないところがあって、なかなか目標を達成できないところがあるんだけど、まずは信念を持ちましょうと言うことかな。
3.穏やかな人間は、自分自身を正しくコントロールすることのできる人(P83)
穏やかな人間は、自分自身を正しくコントロールすることのできる人であり、自分自身をほかの人たちに容易に順応させられます。そしてそのために、彼(または彼女)と接した人たちは、彼の心の強さを知って敬うとともに、彼が自分たちの手本となりうる人物であり、頼れる人物であることを、肌で感じることになります。(P83)
これは得意かも。穏やかと周囲からはよく言われる。本書を読んでより穏やかであろうと思う。
まとめ
- 毎週レビューを行い、目標に対して今どの辺にいるのかを確認する。
- 「自分はそれを達成できる」と信じる。
- 心穏やかであること。
の3つを心掛けることにしましょう。自分ならできる!