つらつらと、つらつらと

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「伝える」と「伝わる」は違う! 〜「情」と「理」話し方の法則〜

スターバックスCEOの岩田松雄氏による仕事で結果を出すコミュニケーション論。

 

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章立ては

第1章 「何」を話すかより「誰」が話すか

第2章 その「行動」がメッセージを発している

第3章 不器用でも「説得力」あるコミュニケーション

第4章 「経験」がその人の話を魅力的にする

第5章 最高の未来をつくる「言葉の力」

 

そこかしこに岩田さんの経験がちりばめられていて、章立て通り説得力がある。

それぞれのエピソードは岩田さんファンならお馴染みのものだけど、コミュニケーションという切り口から語られるとまた違う印象を受ける。

ほとんど自分のための備忘録になってしまうけど、引っかかったキーワードをいくつか紹介。

 

「いいコミュニケーション」には、

「情」・・・【話す人の人間性

「理」・・・【相手にわかりやすい伝え方】

の二つがあり、常にこの二つのバランスを意識することが大切です。(P4)

 

まさに本書のテーマであり、このことを実践するための考え方が満載されている。

本書での「コミュニケーション」は、

相手の心に響かせ、何らかの影響を与えること(P15)

と定義し、

「伝える」ことと「伝わる」ことは同じではない(P15)

(中略)相手がその言葉や情報を聞いたあと、何らかの行動を起こして、初めて伝わったことになる。(P16)

そして

「何」をいうかよりも「誰」がいうかが、とても重要になってきている(P17)

としている。

 

話を伝え、相手に影響を与えるためのキーワードは、

  • 当事者意識
  • 本心
  • 本気
  • 信頼関係
  • 行動
  • 経験

自分にはまだまだな部分がたくさん・・・。

 

「挫折の経験談」は無敵

「いつかこの経験が役に立つ」(P172)

実際に辛い思いをしている真っ最中になかなかそうは考えられないでしょう。頭の片隅にでも置いておいて、自分を励ましてあげてください。自分の可能性を信じることを何かの時にふと思い出してみてください。(P174)

話の説得力は自分が経験しているかで変わってくる。自分がやってもいないことは、相手には伝わらない。特に挫折の経験は自分がよく覚えているし、相手の共感も得やすいんじゃないかと思う。

自分にも数年前に辛い時期があったけど、周りの人にも助けてもらって何とか脱することができた。でもその経験は無駄ではなく、やっぱり役に立っていると今なら思える。今でも覚えている上司からの叱責はその時期のもので、それがあったからこそ自分のことを見つめ直して少しは改善できたと思う。そうして苦労した上で得た知識をチームのメンバーに少しずつ伝えるような活動を今はしている。

 

あまり目先のことだけを考えるのではなく、今、眼の前で起きていることが自分の人生全体にどういった意味を持つのかを考えてみる(P217)

「自分の人生のミッションは何か?」(P218)

自分の苦手な部分。なかなか先を見据えてミッションを考えることはできていない。

 

「何」をやるのかではなく、「なぜ」やるのか

ミッションに照らし合わせて「なぜ」やるのかを考えれば、迷った時でも、「何」を一番大切にすればいいのかが、その場で判断できるようになります。(P220)

これは心掛けたい。そのためにも「自分の人生のミッションは何か?」を考えないと!

 

 キーワードに付箋を貼っていったらこんなに!

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