つらつらと、つらつらと

見たこと、感じたことをつらつらとつづっていきます

サッカー監督という仕事

読売サッカークラブ元コーチである著者の、サッカーと監督に対するあり方をまとめたもの。

サッカー監督という仕事 (新潮文庫)

サッカー監督という仕事 (新潮文庫)

サッカーは、完全な平らではないグラウンドを足を使ってボールを操るという、不確定要素を多分に含んだボールゲーム。故に規律(チームとしての決まり事)と自由(プレイに対する臨機応変さ)を高度にバランスさせなければ、強いチームにならない。
監督は、サッカーに対する深い知識を持っているのは当たり前。必要なのは強烈なパーソナリティ。
という基本思想をベースに、実例を用いて分かりやすく解説してある。
また、選手のボールの無いところでの積極プレイに付いても詳しく書かれており、サッカーの観戦の仕方が変わるかも。
これらの事は、氏のWebページの主要な試合のレビューにも繰り返し一貫して書かれており、非常に分かりやすい。ただ、何度も繰り返し書かれすぎるので、気になる人はくどく感じるかもしれない(Webページのレビューも、本書も)。
とはいえサッカー好きな人は、一読の価値あり。

湯浅健二氏Webページ
http://www.yuasakenji-soccer.com/index.html