つらつらと、つらつらと

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恋恋蓮歩の演習

森博嗣のVシリーズ第6弾。紅子さん、阿漕荘のレギュラメンバは今回も全員勢揃い。
今回は豪華客船が主な舞台。

恋恋蓮歩の演習 (講談社文庫)

恋恋蓮歩の演習 (講談社文庫)

ミステリとしては少し変わっている。全ページの約半分を経過しないと事件が発生しない。著者は本書(と言うか自分の著作を)をミステリとは思っていないのかもしれないけど。レギュラメンバがこう何度も(シリーズ通してと言う意味で)一堂に会するのはいかにもフィクションらしい。ここはミステリの王道ね。
いわゆる客船モノとして次々と殺人事件が起こると思って読み進めると、拍子抜けする展開。最後のどんでん返しは読めてしまった。
Vシリーズは、ストーリー展開もさることながら、レギュラメンバのキャラクタの濃さ重視で読み進める方が面白いかも。
でも、ちょっとマンネリ気味かな。