つらつらと、つらつらと

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【読書メモ】5日間で「自分の考え」をつくる本

テレビにも出演している明治大学文学部教授の齋藤孝先生の著作。

タイトルの”「自分の考え」をつくる”だけでなく、最終目標は「行動に移すこと」とある。

そのための5日間のステップ。

 

1日目:レビューで思考力を高める

レビューによってアウトプットを!ってことだと思う。それがなかなかできないんだよなあ。

 

2日目:考えるワザを習得する基本キット

思考のフレームワークの提示かな。

比較、比喩、弁証法的思考、現象学的思考、システム思考を紹介。

これらを知識として理解するだけでは意味がない。実際に使いこなせるか否か、恒常的に技化できるか否かがすべてである。(P96)

ごもっともです。

 

3日目:行動の習慣を変える

「頭の良さのバロメータは語彙力だ」とのことだけど、「テレビ・ラジオで言葉のセンスを磨け」とあるのは同意できない。テレビ・ラジオのコメントは玉石混淆で、その中からよいセンスのコメントを選び取るのは困難では?と思う。

 

4日目:「自分の考え」を深める読書術

この章はおおむね同意だけど、1日目に持ってくる内容かなあと思う。あえてここに据えたんだろうけど、1日目のレビュー(アウトプット)をするためには、インプット(読書)が必要なのでは?

 

5日目:意志決定が早くなる思考術

当事者意識にならないと、本当の意味で意志決定ができないというのには同意。

今自分も仕事で悩んでいるところ。その意味では参考になる章だった。

 

というわけで、ところどころ「ん?」となるところはあるけど、参考になるところもいくつか。

 

5日間で「自分の考え」をつくる本

5日間で「自分の考え」をつくる本