つらつらと、つらつらと

見たこと、感じたことをつらつらとつづっていきます

【読書メモ】神さまとのおしゃべり

"神さま"というタイトルから宗教的だったり、スピリチュアルな内容かと思うけど、実際には心理学の本だと思う。

いかに幸せになるか?ではなく、いかに幸せに気づくか?が本書のテーマなので、何かを得るための方法論や処世術は論じられていない。ものごとの考え方やとらえ方を見直すことで、自分の立ち位置を明確にすることが主眼となっている。

「こうして、思考は現実になる」の様に、強く念ずれば願いがかなうと言う論法ではなく、ロジカルに論じられている。

 

さて本書のキーワードは3つ。

1.ある人にとっての「現実」とは、100%その人の思い通りにできている。(P19)
2.たった1つの事実なんてどこにもない。あるのは見る人それぞれの、「解釈」だけ(P47)
3.「①学んで、②実践して、③シェアする」のがとても大切。(P507) 

 

1.ある人にとっての「現実」とは、100%その人の思い通りにできている。

今の状況は、すべてこれまでの自分の選択の結果である、ということ。個人的にはこれはその通りと思う。

中には「自分の選択ではどうにもならない部分もあるじゃないか、恵まれている人の言い分だ」 って言う人もいるだろうけど、それでも日々の小さな選択の積み重ねによって、結果は変わってくるんじゃないかと思う。

 

2.たった1つの事実なんてどこにもない。あるのは見る人それぞれの、「解釈」だけ。

例えばリンゴ一つを見たときにも、「美味しそう」「青森県」とか「スティーブジョブズ」とか、人によって考えることが違う。

信じたいように、なにかを信じて、解釈したいように、解釈し、それを人間は「現実」と呼んでおるだけなんじゃよ。(P47)

だから同じ出来事でも、ネガティブに考えるよりポジティブに考えるようにした方がいいよね!

ネガティブの裏返しがポジティブだと考えよう!

 

3.「①学んで、②実践して、③シェアする」のがとても大切。

学んで実践するまでであれば当たり前。シェアしないといけないと言うこと。

すばらしい教えを、自分の手の内にだけに隠すなんて、「ライバルよりも私は弱い」と心で言っている。それと同時に「すばらしい教えには、今後はあまり出会えない」と自分自身に言い聞かせているようなもんじゃ(P506)

とあるように、良いものは積極的に広めましょう。自分はその一歩として、こうしてブログに書いている。

 

まとめ

なにごともポジティブに捉え、学んだことは周囲にシェアすると幸せになれる。

ハリウッドのセレブみたいに、お金持ちはボランティア活動に力を入れているけど、彼らはそうすることで自分たちが幸せになれると思っているんだろうなあ。自分は自分にできることからシェアしていきたいと思う。