つらつらと、つらつらと

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仕事のスピードと質が同時に上がる33の習慣

本書は、以前から知っている鳥原さんの著書であることと、帯の「仕事がデキる人はなぜ決断の9割を先延ばしにするのか?」というキャッチーなコピーに惹かれて購入。

著者は(株)インバスケット研究所の鳥原隆志氏。日本でのインバスケット普及の第一人者。


インバスケットとは(インバスケット研究所公式サイトから引用)

www.in-basket.jp


本書は仕事を早く進めるための33のtipsが大小取り混ぜて書かれている。
インバスケットについての直接的な言及は全くないので、著者に引っ張られてインバスケットを勉強しようと考えている読者には合わないかも。
でも、根底にインバスケットの考え方が散りばめられているので、基礎知識としてインバスケットを知っているとよく理解できると思う。

 

章立ては、
 序章    1万人の行動データ分析から解明!「仕事が早くてデキる人」の思考のメカニズム
 第1章    仕事を始める前の習慣
 第2章    仕事の進め方の習慣
 第3章    コミュニケーションの習慣
 第4章    時間管理の習慣

 

紹介されている33の習慣の中で目新しいと思ったのは以下の2つ。

1.優先順位の付け方・・・その仕事をしなかった時の影響を考える

同じ時間で仕事の結果が異なるのは、優先順位のつけ方で大半は決まります。その選び方は常に、「それをしなかったらどのような影響が出るか?」です。(61ページ)

当然ながらその仕事をやるかやらないか決めることが前提で、優先順位をつける必要がある。

自分は残念ながら一般的な考え方で優先順位をつけている。意識して影響度合いを考えるようにしよう。

 

2.資料は5秒で確認する・・・その情報はどんな判断に必要なのか?

資料は読み込んで分析することが大事なのではなく、判断をしようとする際に活用できればそれでいいということなのです。(83ページ)

管理職として資料を読む場合にはこの通りと思う。とはいえ、これまでの習慣でどうしても資料を読み込んでしまう。これも意識して1ページ数秒レベルで読んでいくようにしたい。


ところで本書の中で、帯のコピーの答えは明言されていない。
紹介されている33の習慣を身につけることがその答えなのだろう。

 

 

仕事のスピードと質が同時に上がる33の習慣

仕事のスピードと質が同時に上がる33の習慣

  • 作者:鳥原 隆志
  • 発売日: 2017/09/16
  • メディア: 単行本