つらつらと、つらつらと

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あなたは自分の価値を高めていますか? 〜ブランド 元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得〜

スターバックスコーヒージャパンCEO 岩田松雄さんの著書、10冊目読了。

岩田さんにサインをいただいた時に書いて頂いた「ビジョン、ミッション、パッション」というキーワードの先にある「ブランド」がテーマ。ブランドと言っても高級品のブランドではなく、個人のブランドを確立するための本。
岩田さんが歴任してきた仕事を実例に、個人がどのようにすれば「ブランド」を確立できるのか、48個の心得で示している。

岩田さんの本も10冊目なのでお馴染みのエピソードが多いけど、本書は「ブランド」という切り口で見ているので、新鮮に感じるものもある。

章立ては以下の通り。

  1. 「一流のブランド人」になるために知っておきたい5つのポイント
  2. あなたをブランド人へと導く「ジョハリの窓
  3. 一流企業に学ぶブランドの築き方
  4. 「一流の人」と「どこにでもいる人」のちょっとした違い
  5. 一流は「相手の幸せ」を探す

まず、個人にとっての「ブランド」とはなにか?

あなたが「世界でたったひとりの自分」を形づくり、世界に向かって堂々と表現していくことをこの本のゴールにしたいと思います。(43ページ)

「世界でたったひとりの自分」とは、〇〇株式会社の□□さんと呼ばれるのではなく、△△と言えば「□□さん」だよね、と呼ばれるようになることと書かれている。
まさにその通りと思うし、自分もそうなりたいと思う。

 

とはいえ、「ブランド」の前に「自分」がどんな人間なのか、まず最初の印象って大事だと思う。私が気を付けているのは、社内の人事異動にしろ、初めての環境で周囲に自分を知っている人が少ない場合は特に、最初は全力投球することを心掛けている。もちろんその職場などのルールを遵守することは大前提で。そうすることで、周囲は「私」がどれくらいのことが出来るのか理解してもらえるし、いい結果が出たら好印象を持ってもらえるので、その後の仕事がやりやすくなる。
元サッカー選手の中田英寿さんはJリーグからイタリアリーグ ペルージャに移籍した最初の公式戦でユベントス相手に2ゴールを挙げ、鮮烈な印象を残した。それがその後の中田さんの評価につながったと思う。そればかりか、その後の日本人選手の評価にまで影響した。
この試合は、自分もテレビで見ていたけど、本当に興奮した!

sportiva.shueisha.co.jp
まあ、自分と中田さんを比べるのはおこがましいけど。
でも、それくらい第一印象は大事だということ。

その上で、

ブランド化された人材は、その人にしかできない仕事や生み出せない価値をもっています。(159ページ)

とあるように、「自分」ならできる価値を提供できるように意識していくべきと思う。