【読書メモ】エッセンシャル思考
あなたは毎日「時間が無い!」、「仕事が多すぎる!」とか思ってませんか?
本書はそんなあなたの悩みを解決してくれるかもしれません。
なんて怪しい勧誘のような出だしだけど、今自分が本当に悩んでいるところ。
少しでも解決(または改善)のヒントがあるかと思い、手に取ってみた。
往々にして壁にぶつかるのは、「全部やらなくては」という思考から抜け出せないためだ。(P66)
自分はまさにこれ!
このような考え方を改善していくための思考法を解説している。
エッシェンシャル思考とは、まさに「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方だ。(P21)
ポイントは大きく3つ!
1.見極める
2.捨てる
3.しくみ化する
1.見極める
絶対にイエスだと言いきれないなら、それはすなわちノーである(P140)
いわゆる「パレートの法則」で言われるように、成果の80%は20%の努力に起因するという説がある。本当に取り組まなければならないのは20%、その結果、80%の成果が生まれる。なので、今抱えているタスクから、優先付けを行い本当にやらなければならないものを見極める必要がある。その際の問い掛けが先の言葉。
しかし、エッセンシャル思考では、はじめから選択肢を絞るのではなく、あらゆる選択肢を検討し、重要なことにのみイエスと判断すべしとのこと。
2.捨てる
1で見極め、不要と判断したものを捨てること。
例えば仕事の依頼を断りづらいこともあると思う。
エッセンシャル思考の人は、あとで最高の成果を出すために、目の前の瑣末な仕事を切り捨てる。トレードオフだ。この小さな駆け引きが、やがて圧倒的な利益となって返ってくる。(P124)
あらゆる依頼を断れと言っているわけではない。本当に重要なことをやるために、本質的でない依頼を断るのだ。(P170)
と言っている。
ここで重要なのは、
「自分にとって本当に重要なのはこれだ」という確信である。(P167)
この確信をいかに揺るぎないものにするのか?がカギ。
上司に聞いてみると、「自分がおもしろいと思ったことを優先している」との答え。 もちろん会社としての利益を前提としての話であるのは当然のこと。
3.しくみ化する
努力と根性では続きません。いかに習慣にするのかを考えましょう。
習慣は妨害に打ち克つための最強の武器だ。習慣がなければ、数知れぬ誘惑に勝つことは難しい。だが本質的な目標に向かう行動を習慣づけてしまえば、無意識のうちに目標を達成できる。いちいち難しい判断をする必要はないし、誘惑から目をそむけるためにエネルギーを使う必要もない。(P257)悪い習慣を変えるためには、行動自体よりも、それを引き起こすトリガーに着目すべきだということになる。トリガーを見つけて、別の有益な行動と結びつけてやればいいのだ。(P262)
前述のように「自分にとって本当に重要なのはこれだ」という確信を持ち、その重要なことを達成できる行動を習慣づけることだろうけど、これが難しい。
人生の分かれ道に直面したら、自分にこう問いかけてほしい。「本当に重要なのは何か?」それ以外のことは、全部捨てていい。(P295)
うーん、まずは「自分にとって本当に重要なこと」を見つけないと。
まとめ
- 「自分にとって本当に重要なこと」を明確にする。
- 重要なこと以外のことは排除する。
- この考え方を習慣化する。
これによって、
自分の時間とエネルギーをもっとも効率的に配分し、重要な仕事で最大の成果を上げられるようになる(P22)。