つらつらと、つらつらと

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【読書メモ】人生がときめく片づけの魔法

本書は2012年上半期ベストセラーで総合2位(トーハン・日販調べ)となっていて今更なんだけど、最近なぜか気になったので読んでみた。

気になったきっかけは、米「TIME」誌が毎年行う「もっとも影響力のある100人」の2015年の一人に著者、近藤麻理恵(こんまり)さんが選ばれたことで、メディアへの露出が増えたからだと思う。

タイトルに「人生がときめく」とか、「魔法」とかというフレーズがあるので精神論の本のように思ってしまう(実際職場の何人かがタイトルだけ見て「ありえないよねー」と言った)けど、中身を見ると科学的・論理的な考え方も盛り込まれていて納得できる部分も多数ある。

具体的な片づけの方法は本書を読んでもらうとして、自分がチェックした点は以下の3つ。

  1. 足すより引くことの方がはるかに大事(P232)
  2. 捨てられない原因は「過去に対する執着」と「未来に対する不安」(P238)
  3. モノを捨てると言うことは、「自分の価値観で判断」し、「決断力を養う」と言うこと(P246)

1.足すより引くことの方がはるかに大事

これはいろいろなところで言われることだけど、足すためには足すための"空き"が無ければならない。例えば新しい習慣を身につけようとしたときに、1日は24時間と決まっているのだから、それまで占有していた何か(SNSとかTVを見ることとか)を"引く"必要がある。これは片づけも同じで、自分の場所(部屋や家)の広さには制約があるので、何かを購入するためには何かを"引く(捨てる)"必要がある。本書ではさらに踏み込んで、足さずに引いていくことで、自分の考え方や生活がシンプルになり、新しい情報が入りやすくなったり、生活が変わったクライアントがいると述べている。

自分はどうかというと、まだまだ足す方が多いので反省。

2.捨てられない原因は「過去に対する執着」と「未来に対する不安」

これはその通り!と思わず膝をたたいてしまった。

自分は比較的捨てることに抵抗感が無い方だけど、どちらかというと後者のタイプ。将来必要にならないか?と考えてしまい、捨てるのを躊躇することがある。

でも、

「ときめかないけど、捨てられない」モノに対しては、一つひとつ、その本当の役割を考えてあげること。すると、意外なほど多くのモノが、既にお役目を終えていることに気づくはずです。(P87)

と書かれていて、なるほどなと。 

3.モノを捨てると言うことは、「自分の価値観で判断」し、「決断力を養う」と言うこと

すべては自分の判断で、大事なのは今自分がどう行動するべきか、と言う風に考えられるようになります。

なぜなら、モノを捨てることは自分の価値観で判断をしていく経験の連続だからです。(P246)

素直にこのフレーズはいいと思った。捨てるという行為の一つひとつの判断は小さいけど、繰り返して数を増やすことで、大きな経験値となるのだろうと思う。普段から経験していないと、急に大きな判断はできないよね。

まとめ(実践すること)

まずは2週間以内に

  • 自分の衣類
  • 家に散乱する書類

を「片づけ」てみようと思う。ときめくかなー?

 

Kindle版もあります。