つらつらと、つらつらと

見たこと、感じたことをつらつらとつづっていきます

グインサーガ100

ついに100巻の大台に突入した。しかし完結にはほど遠く、依然としてグインの自分探しの旅は続いている。

グイン・サーガ 100 豹頭王の試練 (ハヤカワ文庫JA)

グイン・サーガ 100 豹頭王の試練 (ハヤカワ文庫JA)

今回は前回の続きで、イシュトヴァーン軍から逃走したグインが再び捕まった後、行軍しているところから始まる。
イシュトヴァーンの性格上の苦悩とグインの記憶が取り戻せない事に対する苦悩の対比が今回のテーマかな。特にイシュトについては、自分自身のおかしな所(ナリスと自分の物にしようとしたりとか)を自覚しつつあるところが新鮮だった。グインが再び逃走したことによって、イシュトの性格がどの様に変化するのかが楽しみ。
一方グインは、いつになったら記憶を取り戻すのだろうかと、じれったく思う。二重の記憶喪失だから、ひょっとすると、最初の記憶(ルードの森に現れる以前の記憶)もいっぺんに取り戻すか、先にそのルード以前の記憶を思い出すのかも。とは言うものの、最後のシーン(強烈なヒキ)でのあの方との遭遇で今後どうなるのか、全然予想が付かなくなってしまった。