グインサーガ101
軽々と100巻越え。本巻は前巻の続きで、イシュトヴァーンに追われるグインとスカールの部分と、グイン救出に向かうケイロニア軍の様子との2本立て。
北の豹、南の鷹 (グイン・サーガ(101) ハヤカワ文庫 JA)
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/05/10
- メディア: 文庫
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ハイライトはやはりグイン,スカールvsイシュトヴァーンのシーンかな。何百、何千といる相手の軍勢に対して、グインが果たして本当に切り込んでいけるのかと言うところはあるんだけど、物語としては面白い展開。イシュトヴァーンにあんな重傷を負わせて、今後のグインとの関係が気になるところ。
もう一つはヴァレリウスとマリウスの関係かな。二人が一緒に放浪の旅に出るようになったら笑えるなあ。
気になると言えば、このところ新刊が出る度に、ちゃんと完結(作者が思うところのね)するのだろうかと心配になっている。後書きにも書かれているけど、著者の都合で未完の大作になってしまうとヤだなあ。勝手な一読者の意見だけど。