今月は「エモーショナル・リーディングのすすめ」に続いて2冊目の読書術本。
本書はより仕事への実践に近づける内容。コンサルタントである筆者が、以下のことを短期間で効率よく(三倍以上の生産性で)実行するための知識を得る方法。
- クライアントそのもの、またはその業界を知る。
- クライアントの問題・課題を見つけ出す。
- 解決案を提示、アドバイスを行う。
本書の中で自分がポイントと思うのは2つ。
1.1冊の本の9割はムダ
見出しの表現は過激だけど、
目的の内容が1だとすると、9についてはほかのことが書いてあると言っていいでしょう。
と本文にはあるように、その本を読む目的を明確にすれば、本に書いてあることすべてを学び、実践しようとはならないと言うこと。まずは読書の目的意識を明確にしなければ。
2.全部読もうとしない、始めから読まない
なぜ必要なところだけを読むことができないのか?
中略
本に対してもウェブと同じような感覚で接するという、頭の転換をしてください。本も情報を得るための一つのツールと割り切るのです。
これが新鮮な気付きになった。確かにウェブのコラムは全部は読まない。でも自分の意識は全部読みたいと思っている。リンクが分かりづらいとかで結果的に読めないことが多い。雑誌も一通り読まないと不安になる。貧乏性なのかしら。
子どもの頃から小説を読むのが好きで、熟読派だったのを引きずっているところがある。ビジネス書を読むようになったのはこの数年くらいなので、ここら辺で意識改革をする必要があるのかもしれない。
3.まとめ
- ビジネス書は何となく選び、何となく読むのではなく、今の自分に何が必要なのか、目的を明確にする。
- 明確にした目的に合致した本を選び、かつ目的に合致した部分のみを読み込む。
もちろん、これは短期間で成果を出すための読書法なので、長期的な課題解決や趣味の本なんかをこれに当てはめる必要はない。
アウトプットのことにも触れられているけど、今の自分にはまずはここから。